訪問着と付下げ、結局何が違うん?
こんにちは、わたしです。
締められてる。(笑)
さぁ、今日は個人的によく間違う訪問着と付下についてのお話でございます。
まず訪問着と付下げのページ読んでね。
訪問着 ☞ 訪問着ってあの下に絵がバーって - Skim the Cream - いいとこどり -
付下げ ☞ 附下と訪問着って似てるよね - Skim the Cream - いいとこどり -
結局のところ、ざっくり言うと仕立て方と絵の付け方が違うってことであってるはず。(不確かな情報はやめなさい)
めちゃくちゃ簡単に見分け方を言うと、
訪問着は着物の形をしていること、付下げは反物のまま
よし、これですよ。
と、思ったんですけどね…
私もよく分からないし調べていたら、すごく良いサイトを見つけましたのでご紹介を。
柄が豪華か軽めか。へー。(おい)
いやでもこれ本当に目からうろこと言いますか、もと呉服屋としても納得いって、こんな風にご提案できたら良かったのかもなあ、なんて思いました。
もうやらんけどな。(黙っておきなさい)
解決してしまったのですが(笑)、諸説ある色々を書いていきますね。
上のページに内容は重なるところが多々あるかもしれませんが、
元々訪問着は、柄が豪華になるので染めるのにかなりの工賃が発生し、
非常に高価になってしまったことから、
もう少し安く作ることが出来る訪問着に準じた着物で付下が生まれたそうです。
というわけでこの成り立ちから附下は、
訪問着よりも少し格の低いちょっとシャレ着感覚の着物、
たとえば披露宴などの非常にフォーマルなパーティよりも
同窓会やくだけた新年会などの少しカジュアルなパーティに向く着物といえるでしょう。
あまり今はフォーマルシーンが少なくなってきており、
こういったよそ行きの着物の出番が少なくなりつつありますが
一枚あってもいいのかな~と思うようになりました。
まあ、でも今の私の同世代(20代半ば)とかは、
レンタル着物が流行したおかげでカジュアル着物がおなじみになってきたはずなので、もう少しこういう着物に興味持ってもらえたらいいな~と思ったり。
でも一回も着物着なくても生きていける時代だもんな~
おっと話がそれてしまった。
お話戻しまして、
具体的に柄の違いをご説明すると、
訪問着は非常に柄が多く華やかなのですが、附下は飛び柄のような柄が多く、身頃の縫い目に柄があまり重ならないようになっていて、仕立てをするときにもそれほど柄合わせが必要ない柄付けとなっています。
☝ 加賀友禅の訪問着
☝ 附下
なんだかんだ柄が違うだの、価格がどうだの言ってきましたが。
実はもうほとんど訪問着と付下の違いなんて無くなってきているようで、訪問着もコストダウンされてきて、訪問着でも大変お安く購入できるようになりました。
そのため訪問着も、現代の主流は非常に柄が少なくなっているようです。
そうすると附下と訪問着の違いがほとんど無くなってきて、
違いがますます分からなくなってきますね。(笑)
参考文献 附下と訪問着の違い - 学苑ブログ(前結び着付け)
「製造、流通過程を含めた訪問着、付け下げとは何ぞや」ということを突き詰めて考えることが呉服屋にとっても難しい理由は、製造、流通のことにタッチできないからです。
呉服屋がお客様に訪問着を見たいと言われると、在庫を多く持たない呉服屋の場合、問屋に「訪問着を送ってください」と注文を出します。そうすると問屋は絵羽になった訪問着を送って来るので、当然のように呉服屋はそれが訪問着だと認識しています。ここでわざわざ付け下げ(反物状態)で訪問着にもなりうる柄が豪華な商品をわざわざ注文するような呉服屋はいません。販売価格が半分から3分の1になるからです。
そうまさにこれ~~~
呉服屋あるあるなのかな。分からんけど。
だからも 絵羽=訪問着 みたいなさ。
作家先生とかも、附下は反物で持ってくるし、でも訪問着のわりにはおとなしめの柄やしで、これ訪問着なん?とは聞かれへんし…みたいな。(笑)
改めて今回、訪問着と附下の違いは、豪華か軽めかという超シンプルな見分け方を学んだので、これからの参考にぜひ。
ただ、御呼ばれで着物着るとき、不安なら着物に詳しい方に選んでもらって参列した方がよいかもしれませんね。
結婚式などでは、あまり違いなど分からない方も多いと思うので、さほど気にせずに着物着てほしいと思います。
それでは~
インスタやってます🌟
良かったら覗いてね~