Skim the Cream - いいとこどり -

きもの屋さんになるまで

先天性耳瘻孔と手術の話

 

 

 

今日は着物の話全く関係ないのですが、備忘録として少し残したいと思います。

ちょっとグロい写真とかもあるかもしれないので、苦手な方は見ないことをお勧めします。

まあ、あんまこのブログ?見てる人少ないやろうから大丈夫かな(笑)

 

 

耳瘻孔に悩んでる人、手術迷ってる人、全身麻酔に不安がある人、なんて方々に少しでも読んで、大丈夫かな~頑張ってみよ~って思ってもらえたら、と思って頑張って打ち込みます。

 

多分長いですが、目通してみてね☺

 

 

 

 

実は、二週間前の木曜日(12/13)に手術しました。

なんとちょうど5年後に更新するとは、、、!

 

 

左耳に先天性耳瘻孔という、穴がありまして、そこが今年の2月くらいにばい菌が入り化膿しました。

その時は耳鼻科に行って、薬もらってマシになったから通院やめたのですが、10月くらいに再発。

薬飲んでも治りが悪くて、

 

「一年のうちに二回膿んだ方には手術をお勧めしてるんだけど、どうする?」

『うーん、親に相談してみますねー』

「そうだねー』

 

と、緩い感じで診察してもらい(笑)

 

親とか恋人にも相談して手術をすることを決意。

 

この世に生を受けてから22年。

入院も手術も骨折もしたことのない健康体だった私にとっては、なかなか大きな決断でした。

 

 

総合病院を紹介してもらって、初の総同病院。

行ったことある人なら分かるかもしれないですけど、総合病院ってなんか市役所みたいだよね(笑)

 

 

耳鼻科の主治医の先生が女性だったのですが、すごくサバサバした感じの先生でとてもよかった。

 

 

 

あ、耳瘻孔知らない人もいると思うのでご説明を。

 

medicalnote.jp

 

 

生まれつき耳に穴があって、くさいのが出てきます。

なんか詰まってくるのよね…

 

お腹の中にいるときに、耳の発生過程に異常が生じて発生するらしいです。

遺伝も関係してるとか。

私の場合、母方の祖母が耳瘻孔です。

 

穴の中はタコ足状になってるらしく、「切開してみないと大きさなどは分からない」と先生は言ってました。

その袋も人にって大きさ、長さ、広がっている場所は違います。

私の場合、軟骨側に腫れたので、軟骨のほうの例が少ないらしく手術が難しいかも、と言われビビりました。(笑)

 

そこで全身麻酔をしますよーと告げられ、さらにビビります。(笑)

 

 

全身麻酔をするために、術前検査が必要になり、親御さん呼んでね~と。

実家は大阪なので、母に来てもらえるか渋々連絡。

遠いので来てもらうのが申し訳なかったのです…。

二つ返事で了承してくれました。(親なので了承してくれなかったら悲しいね)

 

 

 

耳瘻孔の手術は、私のように全身麻酔をする人もいれば、局部麻酔の人もいます。

局部麻酔の場合は日帰りで終わることができるようです。

全身麻酔の場合はおそらく二泊三日で退院できます。(私は二泊三日)

 

 

 

~術前検査~

 

9:00に病院来て、とのことで母を駅まで迎えに行って一緒に病院へ。

久しぶりに関西弁を聞いて安心した。

 

病院に着く前、尿意が襲ってきたので着いたそばからトイレに駆け込む。

「あんた、尿検査ある言うてへんかった?」

『あ…そうやった…』

 

と、なったので気を付けてください。(笑)

25㏄入れてねって紙コップに書いてたけど、絶対無理で、それより少ない絞り出したくらいの量でも受け取ってくれました。ありがとうございました。

 

 

 

血液検査、身長、体重、呼吸器の検査(これめっちゃしんどい)、心電図、レントゲン、あと何したかな…そんなもんかな。

母はひたすら待つ人。

1時間かからないくらいで全部回って、2時間くらい検査結果待った。

めっちゃ待った。めっちゃ喋った。

 

 

主治医の先生と、母、はじめまして。

「耳の軟骨のほうに袋があると思うので、手術の時に軟骨を少し取らないといけないと思うので、耳が変形するかもしれません」

『えっ…(親子で驚き)』

「こうやって先に伝えておかないと、手術後に聞いてなかったって言われてもこまりますからねえ」

『あ~(親子で納得)』

 

先生はっきり言っちゃうのね(笑)

 

 

 

色々手術の内容とか、入院の説明を受けてその日は終了。

母とお昼食べて解散。

 

 

 

 

ここまで下書きに残っていたので、覚えてる範囲で5年後のわたしが書き記していきます(笑)

 

 

入院当日

入院するために必要なもの(パジャマとか)を準備して、いざ入院。

 

わたしは健康体なのでご飯は普通の美味しいご飯が出てきました。

病院食は全て味が薄いと思っていたので、全然そんなことなくてびっくりしたのを覚えています。

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手術が何時やったかな、忘れてしまった。

好きな曲かけれるからCDとかあったら持ってきていいよ、と言われたのでBIGMAMAのアルバムを母に持ってきてもらいました。

たしかFabula Fibulaだったと思う。

 

手術着に着替えて、自分で歩いて手術室へ向かいます。

実際にテレビとかで見るのと同じだー!と思ってた気がする。

機械が多くて、なんか青いイメージ。

 

で、手術台に乗って、色々説明を受けます。

 

「どれくらいで意識飛びますか?」

「だいたいの方は5秒のうちですかね〜☺️」

 

なるほど、5秒耐えてやる。

 

と思ったものの、多分3秒くらいで落ちましたね(笑)

だからイントロしか聞けなかった🥲

先生たちは手術中も聞いてたのかな?(笑)

 

 

気がついたら唇が痛くて、運ばれている途中でした。

たしか名前呼ばれてた気がするなぁ。

 

 

やはり初めての全身麻酔だし、本当に目が覚めるのか不安でした。

もしかしたらもう目が覚めないかもしれない、とか考えてたけど、母の顔を見て安心しました。

 

なんで唇が痛かったかと言うと、無意識のうちに唇を噛み切っていたようです。

パンパンに腫れてるし、舐めてしまってました。

 

それで排泄のために管を入れられてたようで、それを抜いた気がする。あまり覚えていない。

術後のお手洗いは自分で行ってた気がする。

 

耳元の手術なので、ギリギリ傷跡が見えるか見えないか、といったところで、ただ気になるから術後の状態を確認していたのですが、縫い跡というか縫い目がすごくて!

うわ!手術したって感じ!とテンション上がってました(笑)

 

これは術後2日とかの傷跡

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自分でちゃんと保護テープ替えるんですよ。

 

 

その後ご飯も普通に食べて、母にご褒美として病院のコンビニでじゃがりこを買ってもらった記憶。

当時からじゃがりこが大好き(笑)

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たしか先生には「成功はしていますが、今後もしかしたらまた袋がまだ残っていて、それが大きくなる可能性もある」といったことを言っていたような。

 

5年経った今でも特に何もないので大丈夫かな?と思いますが、癖で触ってしまうことはあります。

傷跡も言われないと分からない程度だし、すごく綺麗に治りました!

治りが早いとも言ってもらえた。

 

 

たしか退院した次の日とかに出かける予定があって、なんでやねんって思ってましたね(笑)

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しかも着物でのおでかけだった(笑)

 

 

 

ちなみに先天性耳瘻孔は"せんてんせいじろうこう"と読みます。

なかなか聞きなれないワードですが、わりといるらしいので、気になる方は調べてみてください😊

 

 

 

着物に関係ない話ですし、身の上話、しかも少しグロい写真もありますが(笑)

読んでくださりありがとうございます。

 

 

 

 

それでは。

 

 

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